尾瀬紀行2008
会津駒ヶ岳~尾瀬沼
会津駒ヶ岳(2132m)は静かな草原の広がる隠れスポットとして愛され、田中澄江さんの「花の百名山」にも選ばれている。2007年8月30日、尾瀬が日光国立公園から分かれて「尾瀬国立公園」として独立した際に、新たに田代山、帝釈山とともに同公園に編入された。
滝沢登山口 7月15日。標高1100m、宿の車で送ってもらい、いよいよ登山開始。頂上まで5.3Kmの表示がある。
水場 1700m あと2.9Km。急坂を600mほど一気に登ったところに水場がある。ここからは緩やかな道が続く。
駒の小屋が見えた 2000m。樹林帯を抜けると展望が開け、ショウジョウバカマやハクサンコザクラなどが迎えてくれる。
「会津駒ヶ岳」、手前は「駒の大池」
池の周辺は雪が溶けたばかりで、多くの植物は開店準備中。駒ヶ岳へは小さな雪渓を三つ横切って、左手に回り込みながら上る道がある。頂上では至仏山・燧ヶ岳、男体山方面の展望が楽しめる。条件が良ければ富士山も見えるとか。新しい立派な説明板があった。
中門岳への道 まだ雪に覆われていた。雪が溶けるとハクサンコザクラの群落が広がる。至仏山の左に薄い緑色のところが見えた。尾瀬ヶ原だ。
冨士見林道からの眺め 男体山方面(右奥:白根山、左奥、左から三峰目:男体山)
冨士見林道からの眺め 燧が岳方面(左:燧岳、右:至仏山)
富士見林道から振り返った会津駒ヶ岳
左に中門岳への尾根が延びている。稜線中央に白くかすかに見えるのは雲ではなく、さっきの雪渓。
駒の小屋から大津岐峠へつながる富士見林道は高山の稜線歩きの雰囲気を感じさせる。眺めも良く、いろいろな植物も観察できて楽しい。今回は中門岳をパスしてこのコースを選んだのは大正解。最近は通る人が少ないとか。下りてからの足の便が悪いせいかもしれない。
大津岐峠 標高1930m、ここからキリンテへ一気に下る。道は歩きやすい。
沼山峠の休憩所 7月16日 檜枝岐の宿を出て沼山峠に向かった。沼山峠は鳩待峠と並ぶ尾瀬への東北側の入り口。マイカーは御池まで、シャトルバスに乗り換えて入る。
大江湿原 峠まで少し登り、だらだら下ると大江湿原を経て尾瀬沼に出る。気楽な格好の人も散見する。
尾瀬沼から見た燧ヶ岳 男性的な山容。