クルーズタイトル

ウハエ環礁、マジュロ

ウハエ環礁

グアムとマジュロの中間にある、ウハエ(Ujae)環礁の側を通過。打ち寄せる波と緑の島のコントラストが美しい。

ウハエ環礁

マジュロ

マジュロ(Majuro)にっぽん丸初寄港の地、マーシャル諸島共和国(Republic of the Marshall Islands)の首都。マーシャル諸島は1,225余の環礁の島々で構成されていて、「太平洋の首飾り」と呼ばれている。陸地の総面積は181平方㎞、人口5万2千余。環礁は南北に平行して延びた2つの列島、東側のラタック列島と西側のラリック列島に分けられる。現地語で「夜明け」「日没」の意味。マジュロは海抜は最高6mしかなく、温暖化による水面上昇で水没してしまうと心配されている。観光ポイントとして、マジュロ平和記念公園、アネゴ島】

マジュロ

 4月13日、13時の通船(下左)で岸壁に向かう。椰子の葉で葺いた四阿風の日よけ(下右)があり、粗末な建物がいくつかある。工事の作業場みたいなところで、背後に大きな常緑樹がある。左にはHOTELの建物が 見えている。そちらに向かっていくとちょっとした広場があり、道路が走っている。向こう側にスーパーマーケットがあったのでのぞいてみた。民芸風の土産品があったので小さいものを購入した。

通船四阿風の日よけ

下左:ネコノシタ、下右:センダングサの仲間

ネコノシタセンダングサ

 13時30分の予定が20分ほど遅れて「ラグーンクルーズ」が出発した。お客は20人ほど。屋根があるだけで、座席もない。エンジンの囲いに10人ほどが座り、あとは折りたたみ椅子。それも数が足りない。舟は北東の方向に進む。しばらくは民家や放送局だろうか大きなパラボラアンテナも見える。やがてこぎれいな町(下右)に差し掛かる。水爆実験の時に移住させられた人たちが住んでいるそうで、今でもアメリカから資金が出ていて、学校や教会も整備されている。

ラグーンクルーズこぎれいな町

 にっぽん丸がだいぶ小さくなってきたあたりから建物は少なくなり、椰子の木で覆われた島が続くようになった。島は浅瀬でつながっていて、外海は大きな白波が立っている。環礁の外側は切り立った崖になっているそうだ。海の色はきれいで、舟が速度をゆるめると海底まで透けて見える。魚がいないかと探していたら空き缶が数個。ここにしても。黄色っぽい岩のようなものがあった。サンゴだ。小さくて白い海鳥が何羽か見られた以外生きものの姿がない。その点は寂しかった。