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硫黄島

北硫黄島

硫黄島は三島からなっている。北硫黄島は近づきがたい無人島で、792m。艦の上方に嘴の鋭いカツオドリがゆったりと飛んでいた。

硫黄島本島

硫黄島(硫黄島本島)は平坦な地形で、端に戦争中米軍の砲撃で形が変わったと言われる擂鉢山(161m)がある。未だに2万余の将兵の遺骨が眠っているそうだ。平坦な丘の上には米軍と自衛隊の施設があり、ヘリや飛行機が発着する様子が見られた。一般人の上陸は出来ない。

擂鉢山米軍と自衛隊の施設 南硫黄島硫黄島マップ

南硫黄島(916m)も北硫黄島と同じく険しい小島。これで日本の領土とはお別れ、ひたすらグアムを目指すことになる。

硫黄島メモ(2307付記)
 硫黄島は父島の南約280kmに位置し、北硫黄島、南硫黄島とともに火山列島を構成する。1892(M25)年から本格的に硫黄採掘事業が開始され、その後、主産業は農業に移った。太平洋戦争の激化とともに本土防衛の最前線となり、玉砕の島となった。現在は海上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれていて民間人の立ち入りは出来ない。
 北硫黄島は頂上付近に広い平地があり、古くから人が住んでいた痕跡が発見されている。 明治時代から100人ほどの住民がサトウキビ栽培などを行っていたが、現在は無人。南硫黄島は漂着民が住んだ記録はある。現在は全域が立入制限地区に指定されている。