カナダ旅行
2007年9月末から10月始めにかけて秋のカナダを旅してきました。単なるJ社のツアーです。コースはデトロイト、トロント経由でモントリオールに飛び、そこからケベック市とローレンシャン高原の紅葉を楽しみました。その後列車でキングストンに移動してセントローレンス川の島巡りをしてからナイアガラに向かいました。再びトロントに戻りカルガリーに移動してカナディアン・ロッキーを満喫するというものでした。
モントリオールの町並みでは、通りから2階に上がる階段をつけている家が目立ちました。積雪と関係があるそうです。中央はケベックの町のメインストリート。狭い道におみやげ屋さんが並んでいます。右は有名なシャトー・フロントナック。このホテルでの宿泊がツアーの目玉になったりしていますが、昼食だけの利用でした。この町の高台にそびえています。ケベック市は2008年が400年記念とかであちこちで工事が行われていました。
秋のカナダ旅行の目玉はローレンシャン高原の紅葉です。各国から大勢の観光客が訪れて賑わっています。標高1000メートル弱の山並みが見渡す限り続いています。ロープウエイで上ることが出来ます。”赤い”紅葉は少なく、日本の常識で期待すると裏切られます。
モントリオールからキングストンまで乗った大陸横断鉄道(といっても短い縦断)です。発車のベルも放送もなく、駅には柵も改札もありません。ホームも高さ30センチくらいです。この付近でセント・ローレンス川は幅広く、大小1000もの島が点在しています。殆どの島は個人所有で、別荘が建てられています。中にはお城もあり、金持ちのスケールが違います。
ナイアガラ滝はスケール感に圧倒されました。左がアメリカ滝、右がカナダ滝、その間に小さいビクトリア滝があります。世界の観光地だけにカジノやホラーハウスや蝋人形館やさまざまな娯楽施設が並んでいます。きっとゆっくり時間を過ごして楽しむのでしょう。初めて歩いて国境を越える経験をしました。
西部のカルガリーに飛んで、冬季オリンピックのために作られたカナナスキスで一泊、翌日はバンフ国立公園を北上。道はかつて氷河が削り取ったU字谷の底を走っていて、両側にすばらしいカナディアン・ロッキーの山がつぎつぎに現れ、息をつぐ暇もありません。隣接するジャスパー国立公園の入り口にあるコロンビア大氷原から流れ出すアサバスカ氷河まで特別な雪上車が用意されていて、氷河上の散策を楽しむことが出来ます。
今回はノースウエスト便利用のツアーを選択しました。エアーカナダ便利用より5万円ほど料金が安いのです。直行便がないので、アメリカの都市経由になります。時間の無駄、空港利用税や燃料チャージなど総合的に考えるとどちらが得か不明です。指紋を採られ、写真を撮られ、”靴を脱げ”、”ベルトも外せ”と厳しい米国の入国管理を十分に味わうことは出来ます。 ⇒ 雑記帳